ニューバランスはブランドを象徴するシルエットのひとつである「574」に、ニューバランスブランドそのものともいえる“グレー”カラーで色付けたシューズ「ML574」を発売された。価格は9,900円。
30年以上にわたり、ニューバランスにとって“グレー”とは単なる“色”ではなく、ブランドの独自性を表現するとともに、ニューバランスのフットウエアであることを象徴するデザインフィロソフィーを定義するようになった。“グレー”の登場は1980年に発売されたランニングシューズ「620」が始まりだ。「620」は都市を走るランナーのライフスタイルにフィットするシューズとして誕生した。
そして1982年、世の中の流行やフットウエアのトレンドにチャレンジする形で、ニューバランスはパフォーマンスシューズとしてプレミアムグレーのスエードとメッシュでデザインされた初代「990」を発表。当時100ドルで販売された「990」は大きな話題を呼び、現在まで12代にわたって続くブランドを象徴するモデルとなった。それ以来、ニューバランスブランドを象徴するフットウエアは“グレー”カラーで作り続けられ、“グレー”はニューバランスの伝統とアイデンティティを表現する象徴となっている。
「574」は1982年に誕生したトレイルランニングシューズ「M555」から始まった500番台の系譜にあるモデル。現在ではその安定性とクッション性から、ファッションシーンで定番モデルとして長く愛されている。2018年、その「574」をオリジナルのデザインラインを保ちながら、構造から全て見直しグレードアップした。
「574」の特長は3点あり、まず安定感のあるラストをアップデートし、ホールド性を向上するとともに美しいフォルムを実現させたことにある。2つ目の特徴は、アッパーの構造を根本から見直し、パーツの数や工程を削減し、足あたりをスムースに、フィット感を向上させたところ。そしてミッドソールとアウトソールの各パーツの硬度を見直し、クッション性とグリップ性を向上させ、インソールもEVAからPUに素材変更し、グレードアップした。
ブランドを象徴するカラー“グレー”と「574」というニューバランスならではのスタイルと言える1足をぜひ体験してみてほしい。
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構成/編集部