■金時豆にういろう?
料理に金時豆がよく使われることも徳島県の特長だとう。いずれも甘く煮たものが、いろいろなものに入っている。
たとえばちらし寿司、パン、お好み焼き、さらには金時豆の天ぷらまで。確かに食べるとおいしいけれど、糖分は大丈夫なのかと心配になってしまう。
また、郷土料理に姿寿司や押しずしの形が多くあり、いずれもご飯がたっぷり詰まっているし、サツマイモや餡子をつかった郷土料理の存在も見逃せない。
さらにさらに、徳島には「ういろう」があるのだが、名古屋のものと違ってとてつもなくもっちもちの甘口だ。中でも県南部のものは、ねっとり&ずっしり。甘いものに縁のない男性なら、ひと口で降参するほどのボリューム感。
食文化が健康(病気)に関連することを、あらためて痛感するのであった。
文・写真:西内義雄(医療・保健ジャーナリスト)