Step 2:実際に円柱を入れてみる
・STEP 1と同じ姿勢で息をたくさん吸い込み、その後、ゆっくり息を吐きながら下腹部をゆっくりへこませてゆく。
・下腹部を軽くへこませた状態をキープできたら、下腹部から胸の下の胴体部分に小さめの円柱をイメージする。
円柱は常にイメージしておく必要はないが、「気づいたときにやる」ことは心がけておく。例えば黄色やピンクなど自分が好きな色を街で見かけたときに、「そうだ、円柱を入れなきゃ」というふうに、円柱を思い出すための合図・ヒントを決めておくとよい。
「体に円柱を入れる」のは、常に体幹トレーニングをしているようなもので、ジムに行くなどの時間がない人にはかなり有効。椅子に座っているときや洗濯物を干しているときなど、日常動作のさまざまな場面で円柱をとり入れていけば、1か月ほどでおなかまわりが少しすっきりしてきたことが実感できるという。
『0秒で理想体形メソッド』には、円柱を入れるやり方のほかに、こった肩回りをほぐす「自分ハグ」、股関節をストレッチする「寝たままあぐら」、1日300歩でヒップアップとバストアップにつながる「ボールウォーキング」など、無理なくすぐに実行できるメソッドが盛り込まれている。忙しかったりで、時間のかかるエクササイズが難しい人は、本書を読まれ気に入ったメソッドから初めてみるとよいだろう。
佐々木豊さん プロフィール
レスリング選手を経て、サンボ(ロシア式柔道)の全日本王座に輝くこと5回、1998年にはブックオフコーポレーションとプロ契約を結び、2001年AAUオープンサンボ世界大会で優勝を果たす。20年間にわたる競技生活によって身につけた体脂肪コントロール術を教授すべく、2002年に有限会社「ファットオフ」を設立。トータルコンディショニングトレーナーとして、体脂肪コントロール教室「ファットオフ」を運営。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)