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2018.02.27

「数年に一度」って、本当は何年に一度?

 今年の冬は、日本の広い地域が寒気に包まれることが多く、日本海側では大雪でクルマが24時間以上も立ち往生する事態にもなりました。冬は晴天の多い太平洋側の東京でも、1月下旬に氷点下4度、約20cmの積雪を記録。首都圏の交通機関が混乱し、大きな話題となりました。

 この大雪は「数年に一度の大寒波」が降らせたものといわれましたが、ネット上では「数年に一度って毎年じゃねーか」というような書き込みが目立ちました。ウェブで気象庁のデータを調べてみると、確かに昨年も東京で氷点下2.3度を記録しています。筆者はよく覚えていないのですが、昨年の冬も結構、寒い日があったのですね。

 また、昨年の夏は記録的な大雨や台風の当たり年で、「数年に一度」という表現を何度か耳にしました。2018年の夏もこの「数年に一度」が使われそうな予感がします。

 似たようなものに、スポーツ選手によく使われる「10年に一人の逸材」、ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーに使われる「100年に一度の出来」といった表現もありますが、これも「毎年言ってんじゃねーの(笑)」と揶揄される表現です。スポーツ選手の場合は関係者やマスコミの、ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーはワインの輸入業者や販売するメーカー、ソムリエなどのコメントから生まれているようで、かなり感覚的に使われている印象です。

■数年に一度ってつまり何年に一度のこと?

 そもそも、この「数年に一度」とは何年に一度のことなのでしょうか。「数年」の意味を調べてみると、デジタル大辞泉(小学館)では「2、3か5、6ぐらいの年数」とあります。2、3と考える人と5、6と考える人とで、感覚のズレが問題にならないか気になります。ちなみに、筆者は数年を2、3年と考えていますが、夫に聞いてみたら4、5年という認識でした。

 NHK放送文化研究所のウェブサイトでは、「数年」などの「数」については「一般に2~10まで幅がある」と説明されています。人によって日数や人数についての受け止め方に差があるので、「放送ではできるだけ具体的に言うように努めています」とありました。

 ちなみに、英語で「数年に一度」は「once a few years」や「once several years」(Weblio英語表現辞典での英訳)と表現するようです。ただ、「a few」と「several」では感覚的に異なるようで、調べてみたところ、いろんな意見がありましたが、a fewは2、3と少なめ、severalは4、5、6辺りのようです。a fewよりはseveralの方が多いけれど、たくさんではない印象でした。日本語の「数年」は「once a few years」も「once several years」も意味してしまうので、外国人相手に話すときは気をつけた方がいいようです。

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