■速いシャッタースピードで手ブレ防止
シャッターが開いているときの光が写真になる、ということは、シャッターが開いている間にカメラが動いてしまうと手ブレ写真になるということ。
つまり、シャッターが開いている間だけ静止できていれば良いわけです。当然、その時間が短いほど手ブレのリスクは軽減します。シャッタースピードが1/4000なら、わずか0.00025秒だけ静止すれば良いのです。
最近は手ブレ補正のついたカメラやレンズが多いので、けっこう遅いシャッタースピードでも手ブレせずに撮れてしまいます。でも、ここで気をつけたいのが被写体ブレ。ひとりで街角スナップなんかをしているときは、静止している被写体が多いので気づかないことが多いですが、いざ友人のスナップを撮ろうなんて思ったら人物がブレブレ、なんてことが良くあります。なにせ、友人の体にはブレ補正機能なんてないですからね。人間や、電車などの乗り物のように被写体自体に動きがある場合は、しっかりと被写体を写し撮ろうとするならば、それ相応のシャッタースピードを確保しなくてはなりません。
シャッタースピードを上げれば、とどまることを知らずに暴れまわる我が息子でもビタっと止まって写ります。