■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
■ジャパンキャンピングカーショー2018レポート 2
軽キャンピングカー人気に押されがちだが、じわじわ主張しはじめているのがかわいいサイズのキャンピングトレーラーだ。
人気の理由は、牽引車は日常の脚として軽快に使え、キャンプ場では広々とした居住空間を確保できることにある。このトレーラーらしい自由なスタイルに目を付けた企業が、ポップアップストアとして活用している例も人気に拍車を掛けている。
■NASAの知恵が詰まったクリケット
アメリカでは「タイニーハウス」という小屋のようなトレーラーハウスに住み、ゆとりが生まれた予算と時間を趣味に使うというライフスタイルが話題となっており、高感度な日本人キャンパーも注目。会場にもいくつかのかわいいトレーラーやタイニーハウスが展示されていた。
トレーラービレッジが扱うクリケット。NASAで居住モジュールを設計していた建築家が手がけたトレーラーで、牽引免許不要。非常に軽量で、ヒッチメンバーや電源カプラーなどを取り付ければ大型SUVでなくても牽引できるそうで、会場へはミニで牽引してきたという。
【問】トレーラービレッジ http://taxaoutdoors.jp
トレーラー前方のギャレー。屋根がポップアップするので高さは約2000mm。大人が余裕で直立できるので調理時の圧迫感はない。コンパクトで機能的な配置は、NASAゆずり。
約4600×2000×H2070mmで就寝定員は2名。小さく引っ張って、キャンプサイトではゆったり過ごせる。ルーフキャリアに遊び道具を積んで行けるので、サーフトリップに使いやすそう。
後部は全面ベッドで、下部はストレージ。NASAでの経験を元に換気効率がよく涼しく過ごすことができる。窓も豊富で、どこにいても景色を眺められる。