〇冷蔵庫「真空チルド」シリーズ
新型冷蔵庫はユーザーの声や使用実態の調査を行い、浮かび上がった課題点をクリアすべく開発にあたった。調査では買ってきた惣菜や、食事で残ったごはんや惣菜を少しの間ラップ掛けして保管する“ちょい置き”が多いことが判明。またワーキングマザーの増加で、作り置きや下ごしらえ食材を一週間ほど保存する家庭が多いこともわかった。
こうした実態に対応する新開発が、冷蔵室独立冷却システムでうるおいと鮮度を守る「うるおい低温冷蔵」。庫内の湿度の低下を抑えながら、約2℃という低温を保つことで、食品の乾燥や乾燥による変色を抑え、まとめて作った料理や惣菜の鮮度を長持ちさせる。実際に蒸しパンを触ってみると固さがまったく違っていた。卵ロールの卵の変色やパンの固さも違いも歴然。サラダも水分残量が多いためふんわりとしていた。参考価格は602LのR-HW60Jが37万円前後、520LのR-HW52Jは32万円前後。
【AJの読み】個々の生活シーンに合わせてくれるコネクテッド家電
ワーキングマザーの悩みである、平日は家事の時間が夜しか取れない状況では、いかに家事の手間を省くことができるか、これからの家電のキーポイントはここにある。遠隔操作で掃除をしてくれる、クッキングヒーターに火加減をお任せするなど、まさにワーママに響くのがコネクテッド家電。また何年も使う家電は次第に愛着がわいてくるが、ソフトウェア デファインドで数年前に買った家電が進化続けるというのもコネクテッド家電の魅力だ。
文/阿部 純子
■連載/阿部純子のトレンド探検隊