近年、注目を集めているヨーグルト「豆乳ヨーグルト」。豆乳に乳酸菌を加えたもので、これまでの牛乳から作られる動物性ヨーグルトとは異なり、植物性であることからコレステロールを含まないという特徴がある。市販商品も続々登場し、身近になってきている。そこで豆乳ヨーグルトの特徴や活用法について紹介しよう。
■豆乳ヨーグルトの特徴
腸内環境を整え、免疫力をアップしてくれる「乳酸菌」。その健康効果が大いに期待できる乳酸菌を含む発酵食品の代表ともいえるのが、ヨーグルトだ。しかし一方で、乳製品に抵抗のある人もいる。「豆乳ヨーグルト」は、牛乳によるヨーグルトと異なり、アレルギーの不安や、コレステロール値を気にする必要もないことで注目を集めている。
豆乳ヨーグルトは、その名の通り、「豆乳」を乳酸菌で発酵させて作るヨーグルトのこと。動物性食品を一切とらない絶対菜食主義者「ヴィーガン」にとってのヨーグルトでもある。よって、豆乳ヨーグルトは「ヴィーガンヨーグルト」と呼ばれることもある。
■「豆乳×乳酸菌」の強み。ダイエットにも利用価値あり
そもそも、豆乳はヘルシーで、さらに乳酸菌との取り合わせは非常に健康効果が期待できる。「豆乳×乳酸菌」の取り合わせは、一般的なダイエットフードとしても利用価値がある。豆乳には、すりつぶしてこす前の大豆の栄養が引き継がれている。特に大豆たんぱくは、胃腸で消化吸収される時間が長いため、空腹になりにくいといわれている。食べ過ぎを回避できるというわけだ。
また、大豆に含まれる「サポニン」という成分は、糖で吸収したブドウ糖を、脂肪と合体しないよう抑制して脂肪の蓄積を抑える働きがある。実際、サポニンにより、体重や内臓脂肪が減少したという実験結果もある。肥満予防の意味でも、豆乳は有効なのだ。
また、豆乳ヨーグルトを作るときに使う乳酸菌は、腸内の善玉菌を活性化させ、腸内環境を整えてくれる働きがある。先の記事でも紹介したが、腸内環境が整えば、自然な痩せ効果が期待できるという医師の見解もある。豆乳と乳酸菌の取り合わせは、ヘルシーフードとしては最強レベルといえそうだ。