ファンクショナルと呼ばれるストレッチ中心のプログラムでは、ほどよい脂肪燃焼効果が得られた。
ファイトアタックビートと呼ばれるボクササイズに近い運動では、さらに上のゾーンに効果があった。
スプリズム/サイクルイットと呼ばれるエアロバイクを漕ぐ運動、ペダルの負荷を任意に変えられる。
これで思い切り負荷をかけるとゾーン5に突入、インストラクターに見せると21%は多すぎるので、もう少し負荷を抑えた方がいい、というアドバイスをもらった。
【ゴン川野の結論】
ライフログをとるだけなら、心拍センサーは不要だが、スポーツかトレーニングをしている人には、面白くて役に立つ機能だと実感した。心拍ゾーンを測定し始めると、これなしではやる気が出なくなってくる。ジョギングやランニングなどは、マップ上に走ったコースを記録したり、区間ラップタイプを測ったり、色々楽しそうだが、ジムでおこなう室内トレーニングはとにかく地味。インストラクターが盛り上げようと頑張ってくれるが、気分が乗らないこともある。そんな時の励みになるのが、『TOMTOM TOUCH』のアクティビティの記録である。あと運動中に心拍数を見ると、意外とラクしていることも判明する。走らない人にはGPS内蔵よりも心拍センサー内蔵モデルをオススメしたい。
『TOMTOM TOUCH』は体脂肪率が測定でき、心拍センサー内蔵、睡眠記録がとれて実勢価格約1万9000円となかなかのハイコスパである。バンドの質感もよく外れにくい。液晶画面は明るく見やすくタッチの操作性もいい。専用アプリの機能も充分である。弱点は電池残量が分かりにくいことと、水に濡れると操作できないことだ。体組成計に乗らずに、体脂肪率と筋肉量率が測定でき、スマホに転送できる機能を考えると、これ一択という人もいるに違いない。
(文/ゴン川野)
※記事内のデータ等については取材時のものです。