毎年必ず正月に発生する「お餅」による窒息事故。Data1を見ると、やはり件数はダントツ1位だが、意外にも「お粥」や「バナナ」といったやわらかく、食べやすい食品でも起こっている。
Data2の命にかかわる「重症以上」の割合では、1位はかつて社会問題にもなった「こんにゃく入りゼリー」。窒息事故の多発を受け、形状を変えるなど改良を重ね、現在は減ってきているというが、注意は必要だ。また、こちらでも「カステラ」や「ヨーグルト」といった意外な食べ物がランクイン。喉に詰まらせるイメージがあまりない食べ物だけに、子供やお年寄りが食べる際は注意が必要。
では、食べ物が喉に詰まったら、どう対処すればいいのか? 東京消防庁によると、咳などで吐き出せない時は、うつむいて肩甲骨の間を強く叩くのが有効だそう。窒息事故はどんな食べ物でも起こりうるので、覚えておこう。
【 Data1 】お粥やバナナも要注意!窒息事故が多い意外な食品とは?
■窒息事故数が多い食品ランキング
※2010年発表 消費者庁発表「窒息事故の詳細分析」より
【 Data2 】カステラ、ヨーグルトもお餅より重症化率が高い!
■窒息事故において重症以上の割合が50%以上の食品ランキング
※2010年発表 消費者庁発表「窒息事故の詳細分析」より
文/編集部
※記事内のデータ等については取材時のものです。