2017年11月、日本のミニバン文化を築きあげたホンダ・オデッセイがマイナーチェンジされた。
その内容は内外装のリフレッシュ、装備の充実、および先進安全運転支援機能の「Honda SENSING」の機能を充実させ、全タイプ標準装備化したところ。
最新版の「Honda SENSING」はミリ波レーダー・単眼カメラによる車両前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術を協調させ、安心・快適な運転や事故回避を支援。さらに今回試乗したHVモデルは、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加。前走車がいない場合は設定した車速を自動で維持し、前走車がいる場合は自動で加減速をして適切な車間距離を保つよう支援し、高速道路などでの運転負荷軽減に貢献してくれるというわけだ。
具体的な内容は、衝突軽減自動ブレーキはもちろん、先行車発進お知らせ機能、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、135km/hまで対応するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、車線維持支援システム、そしてタイプ別に用意される車両後方、側方の死角を走るクルマを検知するブラインドスポットインフォメーションなどがあり、先進安全運転支援機能としてはほぼかんぺきと言える。
特に渋滞時から高速走行(135km/hまで対応)に至る、ACCによる運転手の疲労軽減効果は絶大で(両足がペダル操作から解放される)、正月やゴールデンウィーク、お盆など大渋滞が予想される時期、ロングドライブも躊躇なく出発できる。