1対1の会話は平気だが、3人以上になるとなぜか途端に話せなくなる。さらに会議となると急に無口になってしまう。一体、これにはどんな原因があるのだろうか。そしてその解決策をビジネス講師に聞いた。
■3人以上になると話せなくなるのはなぜか
ネット上では「1対1の会話は平気だが、3人以上になるとなぜか途端に話せなくなる」という悩みをよく目にする。この悩みの原因を、コミュニケーション分野を専門とする企業研修講師の戸田久実さんは次のように話す。
「1対1の会話であれば、相手との会話のキャッチボールは2人の間で交わされるため、話すのが苦手であったとしても相手の話に相槌を打ち、聞いているだけでも成り立ちます。相手も自分に対してのみ問いかけてくれるので、多少の間があったとしても、何か応えれば会話はひとまず成り立つでしょう。
しかし、3人以上になり、自分を除く人たちとの間での会話が成り立っていくと、どのタイミングで入っていいのか戸惑うこともあるのではないでしょうか。ちょうど小学生時代によくやった『大縄跳び』に、どのタイミングで入っていいのかわからないと戸惑うのに似ています。うかつに入って流れを止めてしまったら、気まずい雰囲気を作るかもと必要以上に心配しているのが原因かもしれません」