■液体ガラスフィルムVS筆者
Makuakeのキャンペーンページでは、「64gの鉄球を60cmの高さから10回連続で落としても割れない9H硬度」とある。
さすがにそれは危ないので、ここでは日常起こり得る事態を想定した実験をやりたい。
まずは、爪で力いっぱい引っ掻いてみる。それこそ、液晶画面を親の仇と思って攻撃を加える。とはいっても筆者は昔ながらの親不孝者で、とくに父親とはもう15年も会っていないが。
やがて指が痛くなった。こんな場面で爪を剥がすという愚行はしたくない。次に自宅の鍵を取り出し、その先端を画面に擦りつける。すると傷らしきものがついた。
しかしこれはドライペーパーで拭くと、すぐに消えてしまった。傷ではなく、ただの跡だったらしい。
筆者の身体は176cm82kg、その無駄に有り余る肉体に力を込めて液晶画面をいじめ抜いたつもりではあるが、結局傷はつかなかった。部屋の照明にも照らしてみたが、やはり傷と言えるものはない。
何だか、少し悔しい感じもする。
なお、液体ガラスフィルムには撥水効果がある。水を垂らしてみると、それを見事に弾いてくれるのだ。
この液体ガラスフィルムの効果は、塗布から約1年間持続するという。