■連載/メンズビューティー通信
いつもの「夕食→入浴」の順番を逆にするだけ! 疲労の蓄積を防ぐシンプルメソッド
「終日シャキッとしない」「何事もやる気がおきない」「ちゃんと寝ているのに寝足りない」といった、日々の疲労をためこんだせいで起きる自覚症状。
それを解消しようと、「ゆっくり入浴・半身浴」「毎日ヨガ・ストレッチ」「自然の中で散策」といった疲労回復法をしている人も多いだろう。
しかし、こうしたメジャーな疲労解消策は、誰にでも効果はあるわけでなく、逆効果になることすらあると唱えるのが、京都で鍼灸院『鍼灸Meridian烏丸』を運営する中根一院長。中根院長は、著書の『寝てもとれない疲れをとる本』(文響社)で、次のように述べている。
「メディアでステレオタイプ的に紹介されている『疲れのとり方』では、根本的な回復には至らないケースが多くあります。
そのことを知らないまま、熱心に『疲労回復法』を実践しても、徒労に終わってしまうのです」
中根院長が力説するのは、まず自身の体質を知り、それに合った方法でケアすること。
そのため、東洋医学の観点から自分はどの体質なのかを判定する方法と対処法が記されている。
このあたりについては奥が深く、本稿でかいつまんで説明するのは難しいため、本書を読んでいただければと思う。
一方で、中根院長は万人向けの簡単なメソッドもいくつか記している。
そのひとつが今回紹介する、入浴と食事の順番を変えるだけメソッド。