総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」によれば、2人以上の世帯で最も普及率が高かった耐久消費財は冷蔵庫の98.9%。続いて0.1ポイント差で洗濯機の98.8%、テレビの98.4%という順番になっている。
シャボン玉石けんが以前、20代から50代の女性を対象に「洗濯槽のお手入れに関する調査」を実施したところ、84%が「洗濯した衣類のニオイや汚れが気になったことがある」、80%が「洗濯槽自体のニオイや汚れが気になったことがある」ということがわかった。また、93%が「洗濯槽の裏側に汚れやカビが蓄積しやすいことを知っている」にも関わらず、35%は洗濯槽のお手入れをしていないため、汚れた洗濯槽で洗濯している可能性があることが浮上した。
洗濯した衣類や洗濯槽自体にニオイ・汚れがある場合、洗濯槽の裏側が黒カビなどで汚れている可能性が高い。洗濯槽は湿気が多く、カビや雑菌が繁殖しやすい場所。洗剤・石けんのカスや衣類に付着した汚れなどがこびりつきやすく、カビの原因になる。洗濯槽の見た目がきれいでも、1~2か月に1度は定期的に手入れすることをおすすめする。夏の間に溜まった汚れをしっかり落とそう。
■石けんアドバイザー前田博昭が教える「洗濯槽を清潔に保つコツ」
【毎日のお手入れ】
・洗浄剤の使用量を守る(溶け残りがカビの栄養分になるのを防ぐ)
・洗濯機を洗濯物のカゴ代わりにしない(湿気を防ぐ)
・使用後はふたを開けて乾燥させる(湿気を防ぐ)
・使用後は重曹を撒いておく(吸湿作用により湿気を防ぐ、カビが嫌うアルカリ性に保ちカビや雑菌の繁殖を抑える)
・洗濯機が脱衣所にある場合は、脱衣所の風通しをよくする(浴室の湿気が脱衣所にこもるのを防ぐ)
【洗たく槽クリーナーによるお手入れのコツ】
・水よりもぬるま湯を使うと効果的(お風呂の残り湯でもOK)。
・浮いた汚れはゴミ取りネット(お風呂掃除用でOK)ですくい取る。
・汚れがひどい場合は、全自動コースで1~2回さらにすすぐ。
・洗浄後は乾いたタオルや雑巾で洗濯槽の水分を拭き取り、蓋を開けて乾燥させる。
■調査期間:2016年9月15日~23日
■サンプル数:396人
■インターネット調査
文/編集部