このようにモノをカテゴリー分けすることで、何を捨て、何をとっておくべきかが一目瞭然となり、片付けがすすむ。とはいえ、片付けが苦手な人、「もったいない」精神が根付いている人には、モノの処分は心理的ハードルが高いかもしれない。そんな場合は、「保留ボックス」をつくり、「使っていないモノ」や「好きではないモノ」を、この中にしまっておく。「保留ボックス」自体は、(天袋のような所でなく)目につく場所にあえて置いておく。やがて気持ちの整理がついて、モノの処分に抵抗感がなくなってくるはず。
内山氏の近著『「めんどくさい」がなくなる部屋づくり』(SBクリエイティブ)には、こうした、部屋の片づけの秘訣がいろいろと紹介されているので、一読をお勧めしたい。
協力/内山ミエ
ヒバリ舎代表。体調を崩したことをきっかけにそれまでの1人で抱え込む家事スタイルからの脱却を目指し2014年に整理収納アドバイザー1級の資格を取得。同年よりヒバリ舎という屋号で整理収納アドバイザーとしての活動を開始し、片付けが苦手な人でも簡単に片付く部屋になる方法を訪問レッスンやセミナーを通して日々伝えている。2016年みんなのホームエレクターコンテストで最優秀賞受賞。
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
※記事内のデータ等については取材時のものです。