「その発想があったか!」と思わずうなる自転車用アイデア商品が、またクラウドファンディングから生まれた。品名は『シーティーロック』(『SEATY LOCK』)。メーカーのSeatylock社が、「世界最強の自転車盗難防止ロック」とうたう、新発想の防犯グッズである。
これまでの自転車盗難の対策は、基本的に「ツーロック」といって、2つの錠をかけておくというものであった。シティサイクル(ママチャリ)の場合、購入時に後輪にシリンダー型馬蹄錠がついているが、これは解錠されることが多いので、もうひとつ錠を買い求め、二段構えで盗難を抑止する。それなりの値段がして盗難リスクの大きいロードバイクなら、頑丈なU字型錠2個を用いて万全の備えをする、というものである。
実は、「これは無理だろう」と思うようなU字型錠でも、「プロ」の自転車泥棒がある種の工具を使えば、一発でこじ開けられてしまうという。これに対抗して、オートバイにも使える強力なチェーンロックという手があるが、ひたすら重く、実用性に難がある。
『シーティーロック』は、「U字型錠よりも解錠が困難で、かさばらないものを!」というユーザーの切なるニーズに応えたもので、「Kickstarter」で初お目見えしたときは、1,400人近い支援者から約14万ドルの支援をとりつける成功を収めた。そして、このたび日本のクラウドファンディングサイトの「Kibidango」にて、『SEATY LOCK事務局』が支援者を募集している。
『シーティーロック』の仕組みは、サドルが駐輪時にロックに早変わりするというもの。自転車から降りて、ワンクリックでサドルを外し、サドルに収納されていた連結金具を手で伸ばす。あとはふつうのワイヤーロックの要領で、愛車をロックするだけ。慣れると全行程が10秒で行える。