自動で靴ひもが締まるナイキのスニーカーが日本で発売され、話題を呼んだが、今度は「結ばない靴ひも」の「進化系」が立て続けに登場した。靴ひものイノベーションは、これからしばらくトレンドとなるのかもしれないが、今回はそれら2商品を紹介したい。
●『HICKIES 2.0』
ニューヨークに拠点を置くHICKIES. INCの看板製品『HICKIES』(ヒッキーズ)シリーズは、ハリウッドセレブら多くのファンを得ている「結ばない靴ひも」。プラスチックとゴムのいいとこどりした熱可塑性エラストマー素材でできた製品で、1パックに長さ約10cmのパーツが14本入っている。
このたび、輸入総代理店のカスタムプロデュース社より国内販売が始まった『HICKIES 2.0』は、先代モデルの改良版で、より外れにくく、耐久性もアップさせつつ、フィット感も向上させたもの。色はブラック、ホワイト、グレーの3色から選べる。価格は2000円+税。
装着方法は、『HICKIES 2.0』1本を左右一対の靴ひもの穴をくぐらせてから、突起のある側をもう一方の側の穴に通し、楕円の留め具(スナップ)で固定する。これを穴のペアの数だけ繰り返して、できあがり。
『HICKIES 2.0』を装着したところ(一番上のみ連結していない)
実際に筆者の靴に装着してみた。自分はかなり幅広の足だが、それに合わせて『HICKIES 2.0』は横に伸びてジャストフィットする。歩いたり走っても外れることはなく、フィット感が維持できており、ふつうの靴ひもよりも歩きやすく、そして脱ぎやすい。感覚としてはスリッポンに近く、その手軽さが人気の理由のひとつでもある。