「昆虫食」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、イナゴ、蜂の子、ザザムシといった、一部地域で古くから食されてきた珍味ではないだろうか。
実は最近になって、昆虫食にもニューウェーブと呼ぶべきトレンドが先進各国で始まっている。そして、ここ日本でもレストランで昆虫食のメニューを出したり、昆虫食のイベントが開催されるようになっている。供される昆虫は、イナゴの佃煮といった伝統的なものに限らない。むしろ、「え、こんなものまで!」とびっくりの昆虫までレシピにされているが、こうしたサプライズ要素の大きいものが、人気を得ているという。そう、イマドキの昆虫食は、エンタメ色が大きいのである。
今回は、昆虫食の通販ショップ『TAKEO』店長の齋藤健生氏に、エンタメ性抜群な「食べる昆虫」を5つチョイスしてもらった。
(注意:昆虫は、エビ・カニといった甲殻類に近い生き物であり、甲殻類アレルギーの方は残念ながら食べられない。)
●カブトムシ(パック入り 税込1,280円)
テレビで、東南アジアの山地に住んでいる人が、カブトムシの幼虫を食べているのを見たことがあるかもしれない。ところが、本当においしいのは成虫のほうだという。TAKEOのカブトムシは、十分に加熱・乾燥させた後、塩で味付けしており、そのまま食べられる。
●タガメ(パック入り 税込1,380円)
日本の昆虫ファンに大人気のタガメ。東南アジアでは高級食材だそうで、粉末にしてスープのダシにしたり、ドレッシングに加えたりと調味料としても活用されている。こちらの食用タガメは、高温で加熱処理してから乾燥させ、塩で味付けしたもの。スナック感覚で、そのまま食べられる。