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意外と知らないカフェインにまつわる6つの事実

2018.01.12

その4:コーヒーを一番飲むのは研究職者・技術者

職業別にみると、コーヒーが最も大好きなのは研究職者・技術者となる。そのためか、カフェイン摂取に関する学術研究では、研究者自身を実験台にすることがよくあるという。次に多いのは、マーケティングや広報の仕事に従事する人たちで、その後に学校の管理職者、編集者・ライターと続く。ただ、「ブラックコーヒー」と条件を狭めると、なぜか裁判員や弁護士がトップに躍り出る。

その5:コーヒーは健康にいい?悪い?

コーヒーが健康に悪影響を及ぼすのかどうかは、何百年も前から議論の種であった。現在は、いくつかの病気を予防する、つまり健康に良いことが確かめられている。例えばコーヒーを毎日5杯飲むと、2型糖尿病を発症するリスクは、約4割低下することが分かっている。他にも大腸がん、動脈硬化、脳卒中のリスクを減らし、光老化(シミ)を抑制し、パーキンソン病の発症を抑えるなど、多くの健康効果があることが確かめられている。ただ、有効成分のひとつであるカフェインについては、摂りすぎる(許容値は人によって様々だが)と不安や動悸といった負の効果がみられるのは確か。粉末のカフェインを、誤って致死量摂取して、死亡する人もいる。何事もほどほどが肝心といえる。

その6:カフェイン飲料とアルコール飲料を一緒に飲むとどうなる?

酒を飲みながら、コーヒーやお茶を飲むことで二日酔いを避けられるだろうか?答えはノー。いつもより酔いを感じにくくなって、杯が進んでしまい、また利尿作用で身体の水分が奪われることで、かえって二日酔いになりやすくなるという。

ちなみに、一部の抗うつ剤は、体内でのカフェイン分解を抑制してしまい、いらいらや不眠を引き起こすことがある。基本的に薬はなんであれ、カフェイン飲料で流し込まないようにすべきだろう。

主要参考資料:
『シアトル発 ちょっとブラックなコーヒーの教科書』(岩田リョウコ/ガイドワークス)
『カフェインの真実』(マリー・カーペンター著、黒沢令子翻訳/白揚社)
全日本コーヒー協会ウェブサイト

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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