日本人の人気旅行先の1つであるカナダ。旅行や出張で飛行機を使ってカナダに入国する場合に(カナダで飛行機を乗り継ぐ際にも必要)2016年3月よりアメリカやオーストラリア同様に電子ビザ(eTA)を取得が義務づけられた。
実際には猶予期間として、今年の夏の旅行シーズンが終わった秋頃までは従来どおりの入国も認めることになったが、各航空会社や旅行会社では出発前の取得するように告知している。電子ビザの有効期間は5年間もしくはパスポートの有効期限内まで(一度取得すれば期間内の入国は複数回OK)のいずれかで7カナダドルが必要となる。そこで手続き方法について、アメリカのESTAとの比較をしながら注意点をまとめてみた。
日本のパスポートは、海外へ出かける際に事前にVISA(査証)の取得が必要な国は少ないが、アメリカが2009年から電子渡航認証システムESTA(Electronic System for Travel Authorization)の取得が義務付けられ、それ以前に電子ビザを導入していたオーストラリア(ETAS)を含めて、大使館にビザ申請に行くのではなく、インターネット上でのクレジットカード決済でのオンライン申請をしなければならない国に今回カナダが加わったことになる。
既にアメリカの「ESTA」も含めて旅行会社などへ電子ビザ取得を依頼することもできるが、インターネットで取得したことのある人も多いだろう。カナダのオンラインビザ「eTA」の取得についても、カナダ政府の専用ホームページから手続きが可能である。http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta-facts-ja.asp
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