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心療内科での悩み相談はNG?ストレス社会だからこそ知りたいカウンセリングのあれこれ

2018.01.05

 超ストレス社会と言っても過言ではないこのご時世、無理して頑張り続けた結果、「心の風邪」をこじらせた人々は増え続けている。その代表的な症状の1つ「うつ病」。厚生労働省のデータによると、2002年のうつ病患者は約71万人、2008年は約104万人、そして最新データである2014年は約112万人と、年々増加傾向にある。日本では心の風邪が大流行しているのだ。本物の風邪と同様、こじらせないためにも早めの対処が必要となる。

 しかし早めの対処と言っても、どうすればいいか分からないのが本音。また、精神的な病気に対してはまだまだ偏見も多く、そういったところへ通うと「負け」のような気もしてくる。対処したくてもできない人が多いのも実情だ。そこで今回は、セラピールーム「愛と桃舎」を運営する心理カウンセラーの畦倉充隆さんと畦倉美佳さんに、ストレス社会のご時世だからこそ知っておきたい心理関係のあれこれについて聞いてみた。

■精神科医に心の悩みを相談するな?

 そもそも心の専門家にはどういった種類があるのだろうか。畦倉充隆さんに代表的なものを挙げてもらった。

「心の専門家の種類を挙げていく前に、まず医療業界に属するものと心理業界に属するものに分ける必要があります。医療業界に属するのは、精神科と心療内科です。どちらも精神科医が従事しています」。

 精神科と心療内科の違いを簡単に説明すると、精神科は「統合失調症やうつ病などにかかってしまった人が、通院や入院をして社会復帰を目指す場所」という感じ。一方、心療内科は「心の問題が不眠や動悸といった症状として表れ、会社に通いながらその症状の改善を図る場所」という感じだ。

 精神科医と聞くと、ネット上でよく見かける話を思い出す。「メンタル面をこじらせて身体調を崩したので、精神科を訪れ、日頃の悩みを色々相談したが、まったく話を聞いてもらえず、薬だけもらって帰された」。こういった話を聞くと「精神科医ってひどい奴だな」と思ってしまうが、充隆さんによると、そもそも頼る場所を間違っているそうだ。

「精神科医はあくまで患者を診断して症状を見抜き、適切な薬を出すお医者さんです。心の悩みを聞くセラピストではありません。精神科医それぞれにもよりますが、診察室で悩み相談しても対応してもらうことは難しいでしょう」。

 次は心理業界に属する専門家についてだ。充隆さんが続ける。

「国家資格を持つ精神科医を除くと、一番認知度があるのが臨床心理士でしょう。この方々はお医者さんではありませんが、自治身体の相談窓口に就いたり、診療所内で発達テストや心理テスト(医療的なテスト)などの仕事をされたりしています。この他、産業カウンセラーという方々もいらっしゃいます。産業カウンセラーという民間資格を取得し、企業内でビジネスマンのメンタルを支えています」。

 そしてもう1つ、心理業界に属しているのが心理カウンセラーだ。名前は知られていても、どのようなことを我々にしてくれるのか全くイメージがつかないこの職業。ここからはその仕事内容とちょっとヤバい話をご紹介したい。

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