DIME MAGAZINE
【２】おくすり手帳がスタイリッシュに進化「Vitamin S お薬手帳」
文具女子博開催前の準備まっただ中の会場で思わず目を留めたのが、一面カラフルなノート（？）の陳列。ここは「T.S」というブランドのブースである。
「T.S」は、筆者が内覧会前に自作した「行きたいブース＆注目文具リスト」から完全に外れていたブランドだった。なのに、なのにものすごく気になる！ これは突撃するしかない。
「Vitamin S お薬手帳」通帳サイズ（350円） ※ケース付き
筆者が注目したノートらしきアイテムは、12月23日より発売中の「Vitamin S お薬手帳」であった。メーカー担当者曰く「健康管理をもっとカンタンに、もっと気軽に」とのコンセプトで生まれたのだという。
カラフルな色展開で揃えた理由や経緯を、開発担当者に聞いてみた。「病院に行くときは、体調が悪く気分も晴れないもの。そんな状況で、少しでも気分が上がるようにカラフルにしようと思った。でも用途が“お薬手帳”なので、明るすぎても華やかすぎてもNG。程よいデザインにするのが難しかったです」（開発担当者）。幾度の検討を重ねた結果、商品名にあわせてビタミンカラーを落ち着いたトーンにして揃え、老若男女が使えるシンプルな表紙デザインになった。
なお、全てのサイズで、購入時に透明ケースがついている。開発担当者が会社の昼休み中に銀行に行った際、手元の通帳を見てふと「銀行の通帳ケースって、出し入れが便利じゃない？診察券入れを一緒につけたらさらに便利そう！」と閃いたのだそう。通帳サイズが生まれたきっかけも、このタイミングだったとか。開発のヒントは、至るところに転がっているものだ。
「Vitamin S お薬手帳」B６サイズ（430円）の中身
中を開くと、従来品と比べて記載項目が多く設けられていることが分かる。「副作用・アレルギーの有無」を最初から設けているのは、個人的に高ポイント。いま服用している歯の痛み止めは、副作用で眠気が襲ってくるというので、「眠気注意。車の運転前には飲まない」など、個別具体的な副作用メモができそう……と想像した。
「Vitamin S お薬手帳」A６サイズ（390円）の中身
A６サイズは、お薬手帳の主流となる大きさである。B６サイズより一回り小さい分、１ページに書ける薬の情報は基本的に１回分のみ。ただしB６サイズと同様に、副作用など細部の情報を書き込めるようにつくられている。
「Vitamin S お薬手帳」通帳サイズ（350円）の中身
ユーザーに好評なのは、シリーズで最もコンパクトな通帳サイズだそうだ。開発者が閃いた「通帳サイズのお薬手帳って良いのでは？」との読みが、見事に的中した。
通帳サイズは全６色、B６サイズとA６サイズは全４色。気に入った色を選ぶのももちろん良いが、女性ならメイクポーチやスマホケースなど、普段バッグに入れている小物とのコーディネートを考えて色選びをするのも楽しそうだ。
【Vitamin S お薬手帳】
仕様：通帳サイズ（全６色）、A６サイズ（全４色）、B６サイズ（全４色）
価格：通帳サイズ350円、A６サイズ390円、B６サイズ430円
メーカー：MDS
発売時期：2017年12月23日
HP: http://www.mds-japan.co.jp/closeup/vitamins.html
最新号
