■連載/メンズビューティー通信
著名アンチエイジングドクターが教える、「スマホ老眼」予防には「ホットタオル」が効く
まだ20~30代で、スマホの使いすぎで老眼と似た症状が出る「スマホ老眼」。この症状は、目の水晶体のピント合わせをする毛様体筋の緊張を放置することで、起こりはじめる。そのままにしておくと、症状が進行するばかりか、副交感神経の優位が持続して、肩こりや胃痛のような全身の不調につながることもある。
スマホ老眼の根っこを絶つには、「ホットタオル」がベストだとすすめるのが、アンチエイジングドクターとしておなじみの日比野佐和子院長(Rサイエンスクリニック広尾)。毛様体筋に限らず筋肉は、疲労・緊張するとその部分の血流が悪くなるが、温めることで血の流れがよくなり、筋肉のこわばりも解消する。「ホットタオル」を毛様体筋にあてることで緊張をほぐし、疲れ目を癒しスマホ老眼を予防することができると日比野院長は言う。
「ホットタオル療法」のやり方は、以下のとおりとても簡単。
1. タオルを用意する(ハンカチぐらいのサイズでもOK)。
2. タオルを水に濡らして固く絞る。これを半分に折り、端からクルクルと丸める。
3. 電子レンジに入れ、500ワットで1分加温する。
4. タオルを両目全体が隠れるくらいに広げ、閉じたまぶたの上に約2分間のせておく。
電子レンジがなければ、市販のホットアイマスクでかまわない。温かいタオルが、毛様体筋の緊張を取り除き、血流と疲労物質代謝を促進してくれる。目に疲れをおぼえるたびに、1日に何回行ってもよい。