現在、宮崎空港駅から宮崎方面への列車は、1日33本で特急列車が14本、普通列車が19本となっている。なお、宮崎空港駅~宮崎駅間は特急列車も乗車券のみで利用できる。また宮崎駅までの利用であれば、SuicaやPASMOをはじめ日本全国のICカード乗車券で乗れるようになった(片道350円)。特に飛行機を利用する際には少なからず荷物がある中で切符を買わないで、都心部同様にICカードをタッチするだけで乗車できるのは非常に楽だ。宮崎空港駅は自動改札機ではなく、簡易式のICカード改札機(簡易SUGOCA改札機)にタッチして入場し、宮崎駅では自動改札機にタッチして出場することになる。
宮崎空港では簡易式、宮崎駅では自動改札機にタッチで改札を通過できる
宮崎空港駅~宮崎駅間は1時間あたり2~3本となるが、そのうち1本は特急列車となる。特急列車は大分行き「にちりん」が中心で、博多行き「にちりんシーガイア」、延岡行き「ひゅうが」が宮崎空港駅に乗り入れている。10分の乗車時間とはいえ、特急列車になると得した気分になる。筆者が乗車したのは、かつて九州新幹線開業前に博多駅~西鹿児島駅(現:鹿児島中央駅)間で特急「つばめ」として使用されていた787系車両で、見た目もカッコいい車両だった。車内もゆったりしており、10分だけだが列車旅を楽しむことができる。また、宮崎空港駅は高架になっていることから、ホーム前方へ行くと駐機スポットと滑走路が見渡すことができる。空港駅のホームから障害物がなく飛行機が見渡せる空港は宮崎空港くらいだと思う。筆者以外にもカメラで撮影している人が見られた。