<パフォーマンスを上げるビールの飲み方>
◆ビールは悪者ではない
最近何かと悪者扱いされがちなビールだが、ビジネスパーソンにはメリットが大きい。まず、ビールには、副交感神経を優位にし、「1日の疲れを癒してくれる働き」がある。また、ビタミンB群を含む様々な栄養素を含むビール酵母には、代謝をアップさせる効果がある。さらに、最近の医学研究では、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化のリスクを下げる可能性が示唆されている。
◆酔わない飲み方
いくら健康効果はあるといっても、一気飲みはNG。処理しきれないほど大量のアルコールが肝臓に入りこんで、過負荷状態となってしまう。
これを避けるには、まず一口飲んで3分待つ。これで肝臓は「慣らし」運動ができ、スムーズに効率的なアルコール代謝を行ってくれる。また二日酔いを避けるには、ビールを1杯飲んだら水を1杯飲むことを徹底する。
飲み会のない日に、良質な睡眠をとる目的でビールを飲むなら、眠る3~4時間前に少量を飲むのがよい。これによって、脳内にGABAという神経伝達物質が増え、興奮を鎮め、血圧を安定させることが期待できる。
◆ビールは飲んでも太らない
よく「ビールは太る」といわれるが、これは、ビールは高カロリーなつまみと相性がよくて、ついつい食べ過ぎてしまうせい。ビールだけでは、太ることはない。
ビールそのものは、低GI値(35前後)のドリンクで、炭水化物の多い食品よりずっと低い。馬渕院長は、「ビールはダイエットドリンクと言っても過言ではない」と太鼓判を押しているので、つまみには気をつけつつ、楽しく飲むとよいだろう。
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。
構成/メンズビューティー編集部