日本人の睡眠時間が少ないというのは、以前から言われている話。経済協力開発機構(OECD)の2014年の調査では世界30か国で下から2番目という結果でも分かるとおり。しかし、長時間寝ないと健康を維持できないロングスリーパーもいれば、3時間ほどの睡眠で満足してしまうショートスリーパーもいる。つまり大切なのは睡眠時間ではなく「質」ということも言える。
その睡眠の質の部分に注目し、それを高めることで身体のリカバリー効果をも高めてしまうウエアをリリースしたのが、総合アスレチックブランドのアンダーアーマーだ。
このリカバリースリープウエア「UA TB12」は、スーパーボウルを5度制覇したスーパースター、トム・ブレイディと共同開発したもの。御年39歳。平均プレー年数が約3年と言われるものすごくタフなプロフットボールの世界で、15年もの間トップフォームを維持してきた彼からのフィードバックが生かされたウエア。実際に5回目のスーパーボウルを獲った前日にも着用していたという。プロフットボールファンの筆者としては、シーズン最大のゲームの前日に彼が着ていたウエアを試してみないわけにはいかない。
このウエアの発売を記念してアジアツアーを慣行。ちなみにモデル名「TB12」は彼の名前と、背番号12からつけられたもの。
UB TB12リカバリースリープウエア ショートスリーブ(\11,880:税込)。このほか「ロングスリーブ」「ショーツ」などのラインアップがある。
アンダーアーマーといえば、身体にぴったりフィットするコンプレッションウエアのイメージが強いが、このTB12はややゆったりとしたシェイプ。着圧効果によって、疲労物質を押し流してリカバリー効果を促すコンプレッションウエアではない。
また一般的なスポーツウエアは熱や汗を放出して冷やすことで身体を快適に保つが、このTB12は逆に自然な熱をまとうことで身体を快適に保つ。これらのことから、これまでとは違ったアプローチのウエアであることが分かる。