■筆者、順調に資産を伸ばす
【初日】
ビットコインの相場が落ち着いた12月1日18時、「1BTC=1137900円」のときに、「0.0087BTC」を購入した。ようやく筆者も仮想通貨デビューを果たす。
この日から1週間後(=168時間後)の12月8日18時まで、果たしていくらの利益を出せるのか挑戦が始まった。いきなり機会損失に見舞われた筆者にどんな結末が待っているのだろうか。「1000円ほど利益が出せたらいいな」。そんな淡い期待を胸に、相場の値動きを見つめる。
【2日目】
翌2日13時、ビットコインを確認すると……120万円上回っている!
さっそく利益を叩き出して大喜びした筆者は、ビットコインを売ることに決めた。仮想通貨で儲けるには、上手な売り買いがカギだ。「1BTC=1238000円」で「0.0087BTC」を売りに出した筆者。しかし数分経っても誰も買ってくれない。なるべく安く仕入れ、なるべく高くで売る。たったこれだけのことを成功させる難しさを思い知る。
30分後、下落基調に巻き込まれながら「1BTC=1209345円」で「0.0087BTC」を売却。初めて利確に成功した。総資産10621円。……嬉しい。それと同時に、仮想通貨で儲けるには「安くで仕入れて高くで売る」コツが必要であることを痛感する。
【3日目】
12月3日14時。この日はどの仮想通貨も上昇気味だった。相場を様子見したかったが、買わないと企画にならないので、思い切ってイーサリアムを購入。5万2260円で0.2ETHを購入した。
興味深いのは、取引所や仮想通貨によって、取引手数料が違うことだ。筆者の使っている取引所では、ビットコインの手数料はマイナス金利。そのためボーナスがもらえた。その額1円。ビットコインの取引の量に応じて変わるようで、莫大な取引をした場合、当然ボーナスの額も変わってくる。一方、イーサリアムの場合は取引手数料として0.1%必要だった。
仮想通貨で儲けるには、仮想通貨を選ぶだけでなく、どの取引所を選ぶかも大事だ。手数料は少なければ少ないほどいい。また、取引所のサーバー能力も大事になってくる。
というのも、12月3日20時半、軒並み上がる仮想通貨に「夜中に暴落したら怖い」と考えた筆者は、早々にイーサリアムを手放すことを決心。しかしこのとき取引所のサーバーが重く、なかなか売りに出すことができなかった。悪戦苦闘の末、なんとか5万2850円で売りを成立させた筆者だったが、これが信用取引やFXだった場合、相当なストレスがたまっていただろう。