
オーバーナイターは、1泊から3泊程度の旅行用カバンの総称。ビジネスパーソンにとっては出張の主力となるアイテムだ。旅行用カバンとして一般的なボストンタイプから、衣類と書類を仕分けできる大容量ブリーフまで多種多様。出張先の過ごし方に応じて選びたい。
◎出張と週末旅行兼用モデルが狙い目
編集ワタナベ 格安航空と高速バスの普及で、出張スタイルが変化。それに応えるように、2014年以降は出張対応カバンの裾野が広がりました。
スタイリスト嶺井 今回のラインアップでいうと、「デュモンクス」「DIME×アルファ」に見るブリーフ型は好例。いわゆる日帰りの弾丸出張を意識したデザインは流行りだね。
編集ワタナベ そんな中、総革のボストンが増えているのは、休日のカジュアルな装いにも合わせやすいから。
スタイリスト嶺井 移動の選択肢が増えたことで、週末を利用して羽を伸ばすビジネスパーソンは増えていると思う。そういう意味でも革のボストンはオンオフ兼用の正解例。
編集ワタナベ でも仕事感が薄れるから、取引先までは持って行けません。
スタイリスト嶺井 もちろん、ホテルに預ける前提。衣類の多い秋冬だけの選択肢だね。
コート26万円/スティレラティーノ、グローブ5万9000円/デンツ、ジャケット22万8000円/ベルヴェスト、シャツ2万300円/ギ ローバー、ネクタイ1万3800円/ブリューワー、スラックス2万4000円/トゥモローランド ピルグリム
■使うほど味が増す上質な高級レザー
コーチ 10万円
縦28×横44×奥行き23cm、重量2.1kg
出張に最適な『エクスプローラー バッグ』に、オリジナルレザー、スポーツ カーフ レザーを採用。使い込むほど味わいが増すのは、良質な革だからこそ。
出張先とはいえ、関係者に遭遇する可能性もある。あくまでビジネスの一環なのだから、羽目を外しすぎない物選びを心がけたい。