■高級ブランドショップにおけるエレガントなふるまい
中川さんによると、客として店員さんからエレガントだなと思われる好まれるふるまいには次のことがあるという。ちょっとしたふるまいだが、ワンランク上の客だと認識してもらい、待遇を良くしてもらえるかもしれない。
●男性は「レディーファースト」を
「男性の場合で、連れている女性がいる場合、レディーファーストを意識すると好印象です。上座に女性をエスコートする、重いものは持つなどできることから行ってみましょう」
●言葉遣いを美しくする
「美しい言葉、表現を使いましょう。そして、スタッフにも丁寧な言葉を使うと、好感度や信頼感が高まります。また知性的だと思ってもらえるでしょう」
●他の客・スタッフ・商品に思いやりを
「他のお客さん、スタッフなど店内にいるすべての方や、商品の取り扱いにも思いやりや配慮を持つとよいでしょう。スタッフにも商品にも丁寧さを忘れず、お礼も伝えると好感度が高まります」
●スタッフとの会話を楽しむ
「褒められたら、拒否せず受けましょう。また、スタッフとの会話を楽しむのもよいですね。ゆったりとした気持ちでお買い物の時間を楽しみましょう」
高級ブランドショップに不慣れな場合も、慣れている場合も、一度自分のふるまいを見直して取り入れてみると、もっと買い物を楽しむことができそうだ。
取材協力
中川奈美さん
コミュニケーション、コーチング、マナーの分野で、年間160回超えの研修を行う。一人ひとりがそれぞれの強みを活かし、人生を開花させることにより、組織や社会の活性化につながるお手伝いがしたいという思いで活動している。
また、接遇コンサルタントとして、接客部門の調査、マニュアル作成、育成等を実施。おもてなし立国日本に向け、接遇英会話指導も行う。
http://www.aiqol.co.jp/
取材・文/石原亜香利