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ミサイルからも身を守れる家庭用地下核シェルターの気になる中身

2017.12.18

実は、このシェルターでひと晩過ごした人がいる。鹿児島を拠点に活動する女性お笑い芸人・マイクさんだ。マイクさんはスリーサイズがいずれも120センチという大柄な体格。果たして、快適に過ごせたのだろうか。

感想を尋ねると「シェルターは携帯の電波も入るし、ワンルームの部屋のように快適でした」と即答。近隣を走る車の振動を感じた以外には周囲の音なども気にならず、ベッドではゆったりと眠れたという。また、ひと晩の滞在で備蓄されていた非常食のほとんどを制覇したというから、さすがである。「発熱材を使うだけで簡単に暖かい食事が出来て、味も思った以上においしかったです」と満足げな笑顔を見せた。

しかし、日本ではまだまだ希少な核シェルター。NPO法人日本核シェルター協会によると、国内の全人口あたりの核シェルターの普及率は、わずか0.02%だという。

ちなみに、スイスとイスラエルは100%、アメリカ82%、ロシア78%、同じアジアのシンガポールは54%だ。

このようにシェルターの普及率が低く理解も浅い日本に、シェルターの良さを伝えて供給していこうと決意したのが、七呂建設代表取締役の七呂恵介さんだ。

「九州は地理的に朝鮮半島が近く、原発や火山のリスクもあります。いつ何が起きるか分からない社会情勢の中、地域の皆さまの命を守れる場を提供したいと、シェルターに注目しました」と語る。

同社では、5つのフロアプランを用意し、九州・沖縄で、平成30年度に10棟、平成35年度までに100棟の取り扱いを目指す。また、販売エリアは、九州・沖縄地域が中心だが、九州外からの問い合わせにも対応する。

気になる価格は、移送・設置費・装備品込みで1500万円〜。決して手軽な投資ではないが、自分の命は自分で守ることが求められる今、未来への備えとして、家庭用核シェルターの導入を検討してみてはいかがだろうか。

問い合わせ先/
株式会社 七呂建設
住所:鹿児島県鹿児島市石谷町1273-1
電話:0120-928-776
営業時間:9:00〜19:30
休業日:日曜日
http://www.shichiro.com/

取材・文/里山真紀
鹿児島在住のエディター・ライター。地域情報誌編集部を経て2008年よりフリーに。インタビューを中心に、媒体、ジャンルの枠を超えて縦横無尽に取材中。

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