3.食べ過ぎ・飲み過ぎ太りの予防策
豪勢な料理やデザートが目白押しの会合になると、どうしてもいつもより食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしまうものだ。しかし後になって「太った」と後悔するのは避けたい。例えば次の予防策がある。
●よく噛んで食べる
食べ過ぎてしまうのは、脳がまだ「満腹」と認識していないことが一つの原因として考えられている。日本体育大学の小野塚實教授の著書によると、よく噛まないで早食いすると、食べ過ぎ指令、満腹指令があとから遅れて出てしまうという。よく噛むとヒスタミンが量産され、脳の満腹中枢を刺激し、結果的に食欲が抑えられることが分かっているという。
参照:小野塚實著「噛めば脳が若返る」(PHP研究所)
●ビールは最初の1杯だけに留める
医師の高橋弘先生の著書によると、糖質が多く血糖値が上がりやすいビールは最初の1杯に留め、あとは焼酎のお湯割りや赤ワインのように血糖値を上げにくい飲み物にスイッチするといいそうだ。ただし、糖分の多い果物のジュース割は避けよう。
参照:高橋弘著「好きなものを食べても太らない・病気にならない帳消しメソッド」(日本実業出版社)
取材協力
おおさわ胃腸肛門クリニック
院長 大沢 晃弘先生
医学博士、日本外科学会専門医など
2000年 東邦大学医学部卒。東邦大学医療センター大橋病院外科、荒川外科肛門科医院を経て、2015年におおさわ胃腸肛門クリニックを開設。消化器疾患の診察から検査、治療までを一貫して行っている。「目配り、気配り、思いやり」をモットーとし、患者さまがスムーズに受付から診察、検査または治療を受け、結果として満足して帰宅できるように心がけている。
https://osawacl.jp/
取材・文/石原亜香利