■パフォーマンス
プロセッサはオクタコア(2.35GHz Quad+1.9GHz Quad)で、10nmプロセスの発熱が低い高性能なもの。メモリは6GB搭載しているので、アプリを大量に動かしても速度低下があまりなさそうだ。普通のユーザーの使い方であれば、まったくストレスなく動くという印象だが、限界性能を見るためにベンチマークを回してみた。
結果を言うとAntutuベンチマークで17万983、3DMARKで3631となり、現在のスマホとしてはトップレベルに速いという印象だ。
■スタンバイから使える便利なペン入力
Noteという名前通り「手書きの」メモ機能を持っているのが、この機種の特徴だ。この手書きメモには付属の(いや、「搭載」のと言うべきか?)専用ペンを使う。このペンは「Sペン」と名付けられている。
Sペンはボディの下部右側に収納されている。そのペンの底部を押し込むと、少しだけ飛び出してくる仕組みになっている。そして、ユーザーがそれを引き抜くと、ペン対応ラウンチャーメニューが起動する。それぞれのアイコンをペン先でタッチすればアプリが起動する。
メニューには、「ノートを作成」、「全てのノートを表示」、「スマート選択」、「キャプチャ手書き」、「ライブメッセージ」、「翻訳」、「BixbyVision」などのアイコンがある。ペンでメモを取るには「ノートを作成」をタッチする。
このペン手書きは筆圧検知機能を搭載しており、4096段階の検知ができるという。アナログ的な筆圧を変化させた手書きイラストも描けそうだ。ちなみにこの筆圧検知テクノロジーはワコムが協力しているという。
便利そうな機能をさらに紹介すると、キャプチャ手書きではスマホで何かの画面を表示させた状態でこの機能を使うと、画面になにか説明などを手書きし、その画面を保存することができる。そして、ライブメッセージでは自分が手書きをする書き順を記録し、再生時はそのまま再生することができる。つまり、そのメッセージを受け取った人はメッセージを目の前で書かれているようなフィーリングでメッセージを受け取ることができるのだ。
そして、非常に便利なのが、画面がロックされたままでメモが可能なことだ。使い方は簡単で、画面ロック状態でペンを抜くと、黒い画面上に「画面にメモを書いてください」と表示され、手書きメモが書けるようになる。このモードで手書きしたメモは当然、保存することができる。
収納されているペンを押すと少し飛び出してくるので、そのまま引き出す。
ノートではペン先の太さを変えたり、色を変えたりすることができる。