大人になるにつれ、お祝いごとの場に招かれることが多くなり、ご祝儀やお祝いの品を贈ることも増える。一般的に結婚や出産、引っ越しなどのお祝いの際はいくらくらいのお金や品物を渡しているのだろうか。株式会社オウチーノが以前、20歳~49歳の男女443名を対象に、「お祝いごと」に関するアンケート調査を実施したところ、93.4%の人が「ご祝儀」や「結婚祝い」を、88.1%の人が「出産祝い」を、69.7%の人が「新築祝い」や「引っ越し祝い」を贈っていることがわかった。
■「ご祝儀」や「結婚祝い」は「2万円~3万円」が相場
はじめに、「『ご祝儀』や『結婚祝い』は、どれくらいの金額の現金や品物を贈っていますか?」と質問した。結果、仲の良い友人、先輩・上司、後輩、親戚へは「2万1円~3万円の現金」を贈っている人がそれぞれ35.5%、28.3%、23.4%、22.1%と最も多かった。なお知人へは「1万円以下の現金」を贈る人が22.6%で最も多かった。男女別に見ると、仲の良い友人や上司・先輩へは相場と同じく「2万1円~3万円の現金」を贈る人が一番多い結果だったが、男性の場合知人だけでなく後輩へのお祝いごとも「1万円以下の現金」を贈る人が25.9%と最も多かった。
■「出産祝い」は「3001円~5000円」が主流!女性は品物、男性は現金の傾向
続いて「出産祝い」について質問したところ、仲の良い友人、先輩・上司、後輩へは「3001円~5000円の品物」を贈ると答えた人が最も多く、それぞれ22.8%、21.1%、18.8%だった。また、男女別に結果を見ると、女性の場合は仲の良い友人、先輩・上司、後輩、知人へのお祝いでも「3001円~5000円の品物」を贈る人が一番多かったが、男性の場合は仲の良い友人や親戚以外には「何も贈らない」と答えた人が最も多かった。親戚に対してのお祝いは男女ともに「2万1円~3万円の現金」を贈った人が多かったが、さらに男性は仲の良い友人へのお祝いでも「2万1円~3万円の現金」を贈った人が一番多く、男女でも出産祝いを贈るのか贈らないのか、そして品物か現金かに違いが現れた。