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スマートホームの夜明けは近い?使用電力がわかる配電盤、AI音声コントロールが登場

2017.12.03

■連載/一条真人の検証日記

「スマートホーム」という言葉はよく聞く言葉だけれど、現在の日本ではそれがあまり進んでいるようには見えないところがある。これに対して、アメリカはかなりのスマートホーム先進国だ。もっともインターネットもスマートフォンもアメリカ発であり、最近の先進的な技術はだいたいアメリカから来ているのだが。

さて、オバマ政権のときに、「スマートグリッド」という技術が発表され、電力網に取り入れられているのをご存じだろうか? これは建物内の、コントロール可能な電気機器を制御して、省エネルギーを実現することができる技術だ。

スマートグリッドのキーとなるのがスマートメーターというものだ。これは単純に電気の使用量を計測するだけではなく、リモートで電気使用量を知ったり、電気使用料金を知ったり、接続している機器をコントロールして省電力に制御したり、そういうことを目的としている。制御すると言っても、その家電機器自体がコントロールに対応している必要があるが、2020年に向けて、対応機器を増やそうという動きがある。

このスマートグリッド、メインターゲットはオフィスビルのようなもので、ビル全体で使う電力消費をコントロールして抑えようという考えだ。

■ご飯を炊いた時間がわかる?

これを家庭レベルに落としたものが「HEMS」だ。HEMSとは、Home Energy Management Systemの略で家庭の電力をマネージメントしようというもの。まあ、新しい世代の配電盤だと思えばいい。東京電力は2030年までにはすべての家庭にこれが配備されるように頑張っているという。

さて、最近、東京電力が発表したスマートホームサービスがある。配電盤に小さなノイズセンサーユニットを取り付けることで、いつどんな家電が使われたか? を知ることができるという。家電機器の電気の使用にはそれぞれ、独特のノイズがあり、どんな家電が使われたのかわかるのだというのだ。

TEPCOスマートホームの「遠くても安心プラン」では配電盤に小さなユニットを接続し、その使用された家電機器をほぼ的確に類推できるという。そして、どんな家電がいつ使われたかの情報をスマホに転送してくれる。これで例えば、別居している家族の安否などを知ることができるのだ。自分の家を環視し、ご飯をいつ炊いたか?などもわかるというのも面白そうだ。

また、同じく最近、発表された「おうちの安心プラン」ではスマートタグを子供に持たせ、家に帰ったことを検知して、親が子供が家にいることをスマホで知ることができる。

これを使用するにはスマートタグに加え、それを検知するための「センサー」、ドアの開閉を検知する「ブリッジ」、それらを統合する「スマートハブ」などの機器が必要になる。当然、通信のためにブロードバンド回線が必要になる。ちなみにこれらの機器はソニー製だ。

 

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