ビールに日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーと酒の種類は数あれど、収入によって飲む種類や頻度、回数に違いはあるのか。バザールが運営するワイン情報サイト「ワインバザール」が昨年、20~69歳の男女2217人を対象に、「年収とお酒の好み」に関する調査を実施。WineBazaarにて調査レポートを公開している。
■お金に余裕があるとお酒を飲むように?年収が増えるほど飲酒の頻度アップ
年収によってお酒を飲む頻度はどのように変わってくるのか、クロス集計してみた結果が下のグラフ。お酒を「週に1回程度」以上飲む人の割合は、年収100万円未満では37.5%だが、年収が上がるにつれて増えていき、年収700万円台でピークとなる74.1%を記録した。
一方でお酒を「毎日飲む」人の割合は、年収800万円台で44.4%と最も高くなったものの、年収900万円以上になるとお酒を飲むペースを抑えるようになるのか、「毎日飲む」人は3割強にとどまった。
■低年収層にも高年収層にも好まれる「ワイン」。高年収層は「チューハイ」を好まない?
続いて、年収別にどんなお酒を飲んでいるのかと集計したグラフがこちら。基本的には、年収が増えるほどさまざまな種類のお酒を飲むようになる傾向が見受けられた。その中で、特徴的なグラフ形状になったのが、「ワイン」と「サワー/チューハイ」。「ワイン」は低年収層でも4割以上に飲まれていて、年収900万円を越えてくると6割以上が飲んでいる。また、「サワー/チューハイ」では概ね、年収が上がるにつれて飲む人が少なくなっていくこともわかった。
【調査方法】
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~69歳の男女2217名
集計期間:2016年8月19日~8月22日
文/編集部