ポイント1:こまめな保湿が重要~ハンドケアをするタイミングは、「乾燥を感じたらすぐに」「手洗い後はいつも」
「保湿アイテムを携帯用ポーチに入れ、リップクリームを塗るタイミングでいつも保湿。こまめにハンドケアができるリップクリームと兼用のものは重宝します。オーストラリア製でちょっと硬さのあるクリームは、リップクリームとしてヘアメイクさんから紹介されたものですがハンドケアにも使える万能クリーム。シアバターのバーム『ママバター』もリップや髪にも使える万能バームです。この2つは硬度がある分、保湿時間も長い気がします」(米山さん)
ハンドモデルをこなしながら、平日の日中は会社勤めをしている森迫さんはこう話す。
「オフィスのデスクの引き出しに、化粧水を小さいボトルに小分けにしたもの、ハンドクリーム、ネイルオイルを常備しています。手を洗った後は水分と一緒に皮膚の水分も蒸発してしまうため、手洗い後の化粧水を日中のケアに入れています。そのあとに油分でフタをする意味でクリームをつけます」
ポイント2:「こまめな保湿」だけではなくターンオーバーを理解する~ハンドモデルが保湿と同様に重要視しているのが「ターンオーバー=新陳代謝」
日比野先生の話にもあった「ターンオーバー=新陳代謝」。保湿だけではなく、ターンオーバーを理解することも大切。秋は夏場に受けた紫外線が原因となって、シミやシワが現れるともいわれ、肌の新陳代謝も下がる時期。乾燥対策として保湿のほか、古い角質がたまらないようにすることが重要となる。
「角質除去やクレンジングのために、ゴマージュやスクラブで角質を取り除く手法もありますが、皮膚表面を傷つける回数を重ねると肌の黒ずみにつながるので避けています。ナチュラルなターンオーバーをさせるために、尿素入りのクリームを使っています。尿素クリームを使うと、目に見えてしっとりしたり、肌表面が滑らかになるのでハンドモデルの救済アイテム。2、3 日に1回、夜使用し、夏は週1 回くらいの頻度で寝る前に塗ります」(米山さん)
「尿素が肌荒れ改善の効果が高いということは、ハンドモデルの多くが知っており、撮影数日前に手肌のコンディションが心配なときには、積極的に尿素入りのハンドクリームを日常ケアに取り入れます。リラックスできる精油の入った、尿素濃度が低めのハンドクリームもあるので、日常使いにしています」(森迫さん)