■芥川龍之介
(1892.3.1~1927.7.24)
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person879.html#sakuhin_list_1
簡潔・平明な筆致に特徴を持つ短編の名手・芥川龍之介は、古典を下敷きに新たな古典を生み出した国民的作家です。
『芋粥』『地獄変』『蜘蛛の糸』など生々しく、生死を論じる作品が多いことでも知られています。
学生時代以来読んでいないという方は、ぜひ青空文庫を覗いてみてください。
■夏目漱石
(1867.2.9~1916.12.9)
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person148.html#sakuhin_list_1
明治大正のみならず、日本文学を代表する文豪の1人が夏目漱石。
筆致は平易で、現代語でなくても読みやすく、ユーモアあふれる文体は時代を越えても愛される秘密です。
『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』などのメジャーどころだけではなく、文豪の日常の心境を吐露したエッセイを気軽に読めるのも青空文庫の魅力です。
<おわりに:Kindle形式への変換方法>
では、これまで紹介した文豪の作品や青空文庫の作品を、どうしたらKindleで読めるのかというお話。
パソコンのデスクトップで読もうとするとすぐに目が疲れてしまうもの。簡単ですので変換形式を学んで活用してみましょう。
1.お好きな作品のページに行き、zipファイルをダウンロードします。
2.『AozoraEpub3』(www18.atwiki.jp/hmdev/pages/21.html)という変換ツールを使ってMOBI形式に変換。
3.あとはPCにUSB接続したKindleにMOBI形式のファイルをコピペするだけ。これでKindleで青空文庫からダウンロードした作品が読めるようになります。
夏至を過ぎ、これから昼がどんどん短くなっていきます。
行楽シーズンなので旅をする機会も増えることでしょう。
ふと1人になった時、じっくりと読書に耽ってみるのも悪くないのでは?
文/諸原龍之介
※記事内のデータ等については取材時のものです。