■堀辰雄
(1904.12.28~1953.5.28)
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同名シブリ映画に強い着想を与えたことで話題になった『風立ちぬ』、音楽的性格を多分に持つ『美しい村』などが堀辰雄の代表作です。
当時の時流であった私小説の形式にのっとらず、彼の信念や実験的精神を貫き形成された独自の文学世界は、現代でもなお彼に独特な文豪としての地位を与えています。
■原民喜
(1905.11.15~1951.3.13)
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原民喜自身の被ばく体験をもとに描かれた数多くの小説『夏の花』『心願の国』『崩壊の序曲』などで広く知られています。
原爆投下とその後の惨状をありのままに描いた作品群は、貴重な資料としてだけではなく、戦争の事実を忘れつつある世代にも読まれるべきでしょう。
■太宰治
(1909.6.19~1948.6.13)
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斜陽、自殺、などのイメージが先行してしまうがちな昭和の文豪太宰治も、青空文庫で無料で読めます。
本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生を描いた『人間失格』や、戦後の没落貴族を描いた『斜陽』などは今なお広く読み継がれ、数多くの小説家にも影響を与えています。