■三好達治
(1900.8.23~1964.4.5)
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昭和を代表する日本の詩人・三好達治は、時代を越えてもなお言い知れぬ感激を与える数多くの詩を書き残しました。
抒情的な作風の処女作にして代表作『測量船』や、詩歌の手引書として『詩を読む人のために』など。
普段はあえて詩を手に取ることなどないという方も、ぜひ読んでみてください。
■石川啄木
(1886.2.20~1912.4.13)
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もしくは石川啄木を。
歌集『一握の砂」からは『いのちなき 砂のかなしさよ さらさらと 握れば指の あひだより落つ』『ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく』など数多く引用されて現代でも親しまれ、明治を代表する大詩人です。
愛・労働・人生などを素朴な言葉で語った石川啄木の声は普遍性を失っておれず、現代の私たちの耳にもどこか親しみ深く聞こえます。
■永井荷風
(1879.12.3~1959.4.30)
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作家の生きた時代や庶民の営みを鮮やかに写し取った中編小説『すみだ川』や、夏目漱石の支持を味方につけて世に出た『冷笑』、退廃的雰囲気と当時の日本への作者の観点を飾らずに浮き彫りにした『あめりか物語』『ふらんす物語』など。
戦乱の時代に、文学に生きた永井荷風の作品は、狭く閉じこもって生きる人々の視点を広げる力を今なお持っています。