■連載/メンズビューティー通信
A波・B波、紫外線の種類による日焼け止めの基本
以前は、ガンガン日焼けしているのがかっこいいとされる時代もあったのに、今は老化の一大原因とされる紫外線。どうして紫外線で老化してしまうかというと、紫外線を浴びると肌の中で活性酸素が発生して、細胞が大ダメージ。また、肌のハリの元であるコラーゲン繊維やエラスチン繊維などを分解する酵素を生み出すので、肌が乾燥したり、シミ・たるみの原因にもなってしまうというわけ。
UV-Aとか UV-Bってそもそも何?
皆さんご存知のとおり、太陽は波長の異なるガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線を放出しています。その中でも紫外線は長波長の紫外線A波(UV-A)、中波長の紫外線B波(UV-B)、短波長の紫外線C波(UV-C)の3種類があります。UV-A、UV-Bはよく聞くけど、UV-Cをあまり聞かないのは、有害なUV-CとUV-Bの一部はオゾン層に吸収されて地上に届かないから。
この近年、注目を浴び始めたUV-Aは生活紫外線と呼ばれていて、ガラスや雲も通り抜けてしまいます。そのため、たとえ家の中にいてもガラス越しに長時間浴びつづけていると、サンタン(皮膚が黒くなること)を引き起こしてしまうんです。
対してUV-Bはレジャー紫外線と呼ばれ、いわゆる日焼け、サンバーン(皮膚を赤く炎症を起こすこと)やサンタン、シミそばかすを起こす原因となっている紫外線のことを言います。
SPF・PAは、数字が高きゃいいってほど単純じゃない
最近は男性でも日焼け止めを利用している人が多いと思いますが、UVケア化粧品に書かれている「SPF」とか「PA」って、何のことだか知ってますか?