カラオケで「簡単な曲しか歌えない」「いまいち盛り上がらない」と感じている人は多いのではないだろうか。オンチとまではいかないものの、ちょっと自信のない人は、ちょっとしたコツを知っておこう。今回は「びっくりするほどカンタン!誰でも歌がうまくなるDVDブック」で歌が上手くなるテクニックをアドバイスしているシンガーソングライターの中西圭三さんに、歌がうまくなるちょっとしたテクニックを聞いた。
■これだけで歌が上手くなる!?ちょっとしたテクニック
中西さんによると、歌を上手く歌うにはちょっとしたテクニックで変わるという。そのいくつかのテクニックをカラオケや宴会前などに身につけておこう。
●マイクは正しく持つ
「マイクの持ち方でまったく声の聴こえやすさが変わります。4~5cmほど口から離し、先端を真っ直ぐ口に向けるようにするとしっかり声がマイクに届きます。よりはっきり聴こえやすくなるため、うまいと思ってもらいやすくなります」
●明るい歌は笑顔で歌う
「明るい歌、アップテンポの歌は笑顔で歌いましょう。楽しく歌うという目的もありますが、笑顔をしっかり作って歌うと口角が上がるため、喉の奥にある共鳴器が働くようになり、声のトーンが明るくなります」
●アタックを使う
「アタックとは、フレーズの頭を勢いよく、力強く歌うテクニックです。盛り上げたいフレーズの頭で使うとスピード感がアップし、パワフルになってノリのいい歌になります。本来のタイミングよりほんの少しだけ早く、勢いよく歌い出すのがコツです」
●タメを使う
「タメとは、本来のリズムよりも、ややゆっくりめに歌うテクニックです。スローテンポの曲の締めにおすすめです。ブツ切れせず、余韻を残すことができます。コツは、顔の20cmくらい前あたりに声をふわっと放り投げるイメージで歌うことです」
●ミックスボイスを使う
「息の多い声で歌うテクニックです。声の質がやわらかくなることで優しさや色っぽさがアップします。フレーズの頭や終わりに使ってみましょう。コツは、最初は息だけ、その息に声をまぜるようにすることです」
●ビブラートを使う
「フレーズの最後を伸ばすとき、小刻みに音を上下させるテクニックです。声に厚みと迫力が出ます。少々上級テクニックなので、最初のうちは、脇腹を手で押さえ、小刻みに手で押しながらお腹の動きで声を揺らす感覚をつかむといいです」
中西さんによると、これらのテクニックを使いこなせるようになると、色々な効果が得られるという。
「今まで歌が苦手だったという方でも、びっくりするほど上手くなりますし、例えば、友人や家族とカラオケに行った際や、会社の2次会などで「うまいね」と褒められるかもしれません。何より、歌う喜びを知ってもらえるはずです」