次に国際ブランドにも注意したい。『Apple Pay』対応のクレジットカード会社が発行するクレジットカードやプリペイドカードであっても、VISAの場合、登録はできるものの、iDとしてしか利用できない(例外あり)。
「VISAカードがiDしか利用できないってどういうこと?」
この疑問に答えるために説明しておきたいのが、『Apple Pay』はリアル店舗でSuicaやiD、QUICPayでの支払いができるだけでなく、iPhone用のアプリ内の課金やWebサイトの支払いを『Apple Pay』に登録したクレジットカードで決済することができ、2つの支払い方法を持っているということ。ただ国内のVISAは『Apple Pay』に賛同していないので、『Apple Pay』対応のクレジットカード会社が発行するVISAカードは、リアル店舗でiDやQUICPayを使って支払えるものの、アプリやWebサイトでクレジットカード決済ができないのだ。
「何度も、『Apple Pay』対応のクレジットカード会社ってしつこいよ!」
なんて思われているだろうが、ここはしっかり伝えておきたいポイント。クレジットカードの国際ブランドにはJCB、MasterCard、VISA、アメリカン・エキスプレス、ダイナースなどがあるが、VISAだったらどのカードでも『Apple Pay』でiDの支払いができるわけではない。そしてVISAカードならどれでもiDが搭載しているというわけでもない。あくまで『Apple Pay』対応のクレジットカード会社が発行していることが条件。セゾンカードではアメリカン・エキスプレスのカードが『Apple Pay』に対応しているが、これもセゾンカードが『Apple Pay』に対応しているからで、どのアメリカン・エキスプレスカードでも利用できるわけではないので注意したい。
「もう頭がこんがらがってきた!」
という人のために、ここでiDやQUICPayを利用するためのカードをまとめておこう。
●『Apple Pay』対応のクレジットカード会社が発行するカードであること。
●上記のカードの内、国際ブランドがVISAのカードはiDの支払いが利用できる(例外あり)。
●クレジットカードやプリペイドカードであること。デビットカードは利用できない。
ここで各クレジットカード会社の主な『Apple Pay』対応カードを見ていこう。まずはケータイキャリア3社から。
<<dカード by docomo>>
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<<au>>
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