「本格的なおいしさを容易に提供できる」というメリットを持ち、昭和50年代に登場した冷凍めん。そのPRを目的に「10月」の「冷=零(れい)」と「10日」の「凍(とう)」をかけて、2001年(平成13年)に一般社団法人日本冷凍めん協会が制定したのが「冷凍めんの日」だ。
冷凍食品の製造・販売を手がけるキンレイは、そんな10月10日の「冷凍めんの日」に合わせて、日本人の麺に対する意識やこだわりを解き明かすべく、第1回「国麺調査」を実施。その回答結果とデータ分析状況を公開した。
まず「普段よく食べる麺の種類」を聞いたところ、栄えある第1位には、総回答数のうち42.3%を獲得した「うどん」が輝いた。続いて第2位は、35.6%の支持を集めた「ラーメン」がランクイン。そして第3位、第4位は、「そば」、「パスタ」という結果になった。
ラーメン店がミシュラン1つ星に選ばれて話題を集めたり、ラーメン専門雑誌が出版されたりと、ラーメン人気の高さを日頃感じてはいたが、日本人に最も愛されている麺は、うどんということが回答結果から判明した。
とはいえ街中を歩いていると、うどん店よりラーメン店の方が多いと感じる人が多いのでは。にもかかわらず、多くの人がうどんを「普段よく食べる麺の種類」に挙げたのは、「普段うどんを食べる場所」に理由があるようだ。
調査結果を見ても分かるとおり、自宅でうどん派は70%以上となっている。
アベノミクスで景気が回復してきていると言われていますが、財布のヒモが堅い人はまだまだ多く、うどん店より価格がリーズナブルな、自宅うどんが人気のようだ。
■調査概要
調査名/麺に関する調査
調査方法/インターネット調査
調査期間/2017年7月24日(月)~7月30日(日)
調査対象/monipla会員 男女2万1898名
文/編集部