■連載/ペットゥモロー通信
一般的に、猫は勝手気ままでそっけない性格と思われがちですが、猫を飼ったことがある人なら、猫の性格はそれぞれ違うと感じていることでしょう。中には犬にも負けないほどの甘えん坊だっているんです。
そんな猫ですが、実は昔から「猫の性格は毛色によって違う」と言われていたのを知ってましたか?まだまだ正式な研究発表はないようですが、猫の毛色や柄と性格の関係をまとめてみました。もちろん、猫の育った環境や遺伝などで一概には言えませんが、豆知識として知っておくといろいろ役立ちそうですよ。
[茶トラ]
マンガの「ホワッツマイケル」や映画「子猫物語」のちゃとらんなど、猫の代名詞ともいうべき存在の「茶トラ」柄。性格は明るくおちゃめで人懐こい性格だと言われています。三毛猫がメスばかりなのは有名ですが、茶トラもほとんどがオスだと言われています。猫同士でも仲良くなれるので多頭飼いにも向いているそうです。
[キジトラ]
日本の雑種の中でも特に多いと言われているキジトラ柄。性格は警戒心が強くて野性的なタイプと甘えん坊タイプの2パターンにわかれるそうです。警戒心が解けると、思い切り甘えん坊に豹変する猫も少なくないそう。活発に運動するのが好きなので、おうちの中でもしっかり運動させてあげましょう。
[サビ]
ミステリアスな印象のサビ猫は、とても穏やかで優しい性格。ほとんどがメスですが、三毛猫のようなお嬢様気質ではないのも魅力の一つ。普段はとても穏やかですが、やきもち焼きな一面も。一度機嫌を損ねるとその状態が続くこともあるので注意しましょう。
[黒]
物語の中では魔女のパートナーだったり、黒猫が横切ると不吉な事が起こる……などの迷信があったり、猫の世界の中ではクールで(黒だけに)ダークなイメージがある黒猫ですが、実は人懐こい性格だと言われています。獣医さんからも「診察中も静かでいい子」と人気があるそう。飼い主や住環境についても理解があり、空気を読むのが上手な猫としても知られています。