■連載/オンナは男のココが気になる!
「ランナーズフェイス(runner’s face)」という言葉を聞いたことのある方は、あまりいないかもしれませんね。これは私がアメリカで過ごしていた頃、よく耳にした言葉です。ご存知の通り、アメリカはランニング大国。老若男女問わず、たくさんの方が道や公園を走っていらっしゃいます。
だから「ランナーズフェイス」って、さぞかしポジティブな意味だろう・・・と思いますよね? でも実は、たるんだ老け顔を表す皮肉っぽい表現なんです。「よく走る人独特の、おじいちゃん顔、おばあちゃん顔」。
「あぁ、ああいう老け顔ね」くらいのニュアンスです。皆さんの周りや有名人でも、思い当たる人がいるのでは? よく走るから贅肉のない綺麗なボディなんだけど、お顔はなんだかシワ枯れて、頬のお肉がダルンと下がってしまっている方が。これが「ランナーズフェイス」です。
「ランナーズフェイス」を作る原因には諸説あります。まず、物理的な振動によるたるみ。長時間の過度なランニングによって顔のお肉が下方向に引っ張られ、たるんでしまう。20代前半までの若い肌なら自身の弾力で元に戻せるものの、エイジングが始まった肌だと抗えずに下がってしまうという訳。こんなときにも、皮膚の記憶力の良さがはたらいてしまうんですね。