東京駅〜新函館北斗駅が最短4時間2分の北海道新幹線。乗車してわかった北海道新幹線活用のポイントを改めて紹介する。
◎本数も少ないので事前に時間をチェック
北海道新幹線の開業は北海道にとって悲願であった。青森〜函館間は、昭和63年3月まで主役だった青函連絡船で4時間、青函トンネルの開通後でも特急「スーパー白鳥」で約2時間かかっていた。これが新幹線では新青森駅〜新函館北斗駅がわずか1時間1分となり、本州からのアクセスが飛躍的に向上した。
全149km区間のうち、青函トンネル(54km)を含む82kmの区間では、フル規格の新幹線では初めてとなる貨物列車(在来線)と同じ線路を走る。そのため、この区間では時速140kmに減速して運転される(その他の区間では最高時速260km)。
気になるのが運転本数。東京駅~新函館北斗駅間は1日10往復のみで、運転間隔が最大2時間空いてしまう時間帯もある。「はやぶさ」号は、普通指定席8両、グリーン車1両、グランクラス1両の合計10両編成で定員は731名。全車指定席で満席時には立席特急券が発売されるが、乗車時間を考えると現実的ではなく、繁忙期には早めに予約しておくのが得策だ。
【新車両H5系はココが違う!】
(1)JR北海道のH5系は北海道の花をイメージした紫のラインが特徴
(2)北海道らしさを車内で実感
普通車の床は、北海道らしく雪の結晶のデザイン施されており、北海道へ向かう新幹線ということを実感できる。
(3)日よけにもプチサプライズ
日よけのブラインドには、縄文土器の文様やアイヌ文様をヒントに得た柄が施されている。使ってわかるプチサプライズ。
(4)普通車全席にシート電源を装備
H5系に当たれば普通車にも全席シート電源がある。窓側は座席左下、窓側以外はテーブルの下付近だ。E5系では一部車両を除き窓側と最前列のみ。
〈CHECK〉オススメはA席!
北海道新幹線での景色を楽しむなら3人掛けの「A席」がオススメ。北海道に入ってから函館山などを車内から一望できるメリットがある。