「湿気」「湿度」と聞くと梅雨のイメージから6月から7月の気候を連想する人も多いのではないか。そこで気象庁が発表している東京の月平均の湿度を見ると、2016年の場合、確かに6月は75%、7月は80%と高く、1、2、12月は50%台と低め。ただし、9月86%、10月72%、11月71%と、秋以降も意外に湿度が高いことがわかる。
マイボイスコムは2回目となる『住まいの湿気』に関するインターネット調査を実施。その回答状況とデータ分析の結果を公開した。
まず住まいの湿気が気になる人は60.1%、男性5割強、女性7割弱だった。女性30・40代では、「気になる」という強い意見が他の層より高くなっている。高層集合住宅の上層部居住者では、湿気が気にならない人の比率が他の層より高い傾向にある。
湿気が気になる場所では、「家の中全体的に」が23.1%、「風呂場」が49.4%と半数弱に達した。続いて「洗面所」「押入れ・クローゼット」が2割強~3割弱、「日当たりの悪い部屋、北側にある部屋」「脱衣所」「キッチン・台所」が各2割弱。「靴箱」「風呂場」「押入れ・クローゼット」は、女性、特に女性高年代層で比率が高くなっている。
住まいの湿気で困っていること・気になることは、「カビが発生する」が49.2%、「におい」「空気がこもる」「結露」「室温(温度)が高く感じる」「なんとなく、じめじめする」が各20%台となっている。