そして三つ目は、フィンランドの大学生たちがサウナ発祥地としての誇りを取り戻すために完成させた世界最大のサウナ。ヘルシンキ郊外のエスポーにある310平方メートルを誇るこの世界最大のサウナは、2016年4月にアールト大学の学生たちの手によって、たった5日間で建設された。
これまでの世界最大サウナ(約166平方メートル)はドイツにあったが、この事実を知ったアールト大学の学生たちが、サウナ発祥地として一念発起。5月1日の“Vappu(ヴァップ)”と呼ばれる記念日に向けて、サウナは毎晩オープンしている。“Vappu”はフィンランドでは労働の日でもあり、学生のお祭りでもある。しかし残念ながら、こちらは短期プロジェクトとして制作されたため、プロジェクト終了とともに解体される予定だ。
サウナ愛あふれる国フィンランドには、まだまだ多くのユニークなサウナが存在する。フィンランド最大の文化的資産であると同時に多くの謎に包まれているサウナ。是非フィンランドを訪れ、日本にはないユニークなサウナ体験をしてみてほしい。
関連情報
フィンランド政府観光局
http://www.visitfinland.com/ja/
文/編集部