●カレーでダイエットができる?
「カレーでダイエットをする場合、カレーのスパイスのうち、脂肪の代謝を促進するカプサイシンの多い唐辛子や、新陳代謝を高めるウコンや黒コショウなどの効果を活用することになるでしょう。ただし、カレーにはご飯やナンがつきものですので、ダイエットをするなら、炭水化物の量を減らす必要があります。カレーの具の中でも、ジャガイモやニンジン、などには糖質が多いため、できれば鶏肉と玉ねぎ、トマトなどを使うといいでしょう」
●カレーは夜より朝食べるほうがいい?
「朝食べるほうが良い理由としては、カレーのスパイスの中でも、血行が良くなるものや、辛さで自律神経に作用することで、目が覚めやすいということがあると思います。朝、顔色があまり良くないというときも、カレーで血流が良くなれば、改善されることもあるでしょう。ただし、あまり食べ過ぎないようにしてくださいね」
カレーには、さまざまな栄養効果があることが分かった。ぜひ日々の生活の中で、カレーを健康面から取り入れてみてはいかがだろうか?
ながいかよさん
えいよう未来株式会社 代表取締役 管理栄養士。病院勤務、料理講師を経て企業にて栄養指導に従事。従来の制限型指導に疑問を持ち、2010年に独立。経営者や元プロスポーツ選手など延べ3000人に独自の「なりたい姿を実現する」ビジョン型指導は「受けただけで元気になる」と好評。現在は全国にて講演、執筆活動も行なう。著書に『仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する飲食の技術』(すばる舎リンケージ)がある。http://www.eiyouin.eiyomirai.co.jp/
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。